選定について

効率のよい作業をするためには、現場の状況に合った機種選定が大切です。

揚程の選定には

作業する場所の高さが8m場合、最大地上高8mのAT-81を選びがちです。理論上は、それで十分なのですが、作業したい高さ8m付近での作業範囲を調べてみますと、作業半径がほとんどない事に気付きます。このような場合、1ランク上の、SK-125を選択すれば、高さ8m付近での作業半径が9mもあり、車輌を移動せずに高所作業装置の作業範囲内で自由自在に動き回りながら作業効率を高めることができます。


機種の選定には

広い作業範囲が必要な工事には、「直伸式・屈伸式スカイマスター」

高所を移動しながら連続した作業が必要な配管やガス系統の点検・塗装作業、作業位置の下に障害物があるところでの工事や、道路や歩道をまたいでの工事には、高所で作業範囲の広い直伸式屈伸式スカイマスターを選定します。

大量の資材や作業員を搭載して工事をするには、「垂直昇降式スカイマスター」

ダクトや外壁の修理工事、高架橋の吊足場取付・解体、大型設備・機械の点検作業、大型看板の取付など、大量の資材や作業員を高所へ運んでの工事には、広い作業台を持ち、積載能力に優れた垂直昇降式スカイマスターが便利です。

軒先や障害物の多い場所で大量の資材や作業員を搭載して工事をするには、
「重荷重式スカイマスター」

大量の資材や工具類を積み込んで加工しながら作業したいが、障害物が多く、目標地点に近づけないような現場では、直伸式と垂直昇降式の特徴を合わせ持つ重荷重式スカイマスターが機動力を発揮します。